差別化戦略 2025.01.26
こんにちは。
今年は地域密着型工務店にとって、さらに格差が広がる1年になると感じております。
新建ハウジングの記事で、このような分析に危機感を覚えるのではないでしょうか。
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(抜粋)
Q 25年の工務店の状況は?
A 三極化する
インフレが継続するなか、①富裕層・高所得層②所得増化層③手取り減少層で三極化する。
①富裕層・高所得層はインフレの影響を受けにくく2025年も消費は堅調、株価次第で消費意欲はさらに高まる。
②所得増加層=賃上げ企業に勤める人+副業で稼ぐ人。賃上げは若者全般と非正規労働者に厚く実施されるため、大企業に勤める20代・30代のフルタイム共働き(+副業)夫婦などはインフレ下でも可処分所得にゆとりが出て、消費も選択的&「身の丈スマート」ではあるがポジティブに行う。
③手取り減少層=インフレ以上の賃上げができない企業に勤める人で、中小企業勤務者の相当割合が該当する。大胆な減税やインフレ抑制などの政策が打たれない限り、この層の節約志向は高止まりし、スタグフレーションの要因となる。
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課題として①②をいかにして集客するか?
所得が高い層に対する、コンテンツアプローチの検討を思索しています。
答えのヒントになったのは、細尾真生氏のセミナー講演でした。
講演テーマは「伝統産業からクリエイティブ企業へ」
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日本の代表的な伝統産業である西陣織。
時代の流れと共に衰退の危機に瀕しながらも、世界への扉を開き、クリエイティブ産業へと生まれ変わったその軌跡。
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講演の中で高級ブランドとのコラボの話がありました。
ラグジュアリーブランドの姿勢、方向性、価値観。
「あぁ、地球環境を考えればあたりまえのことだ」と気づかされました。
地球環境を考えた付加価値で思い出すのは、エシカルチーズケーキを世に生み出した株式会社seed 様のことです。商品にストーリがあり、想いが込められている。
半年間でしたが、ともに学んで意見交換をする中で、「心の想いを言葉にして、行動する素敵な会社」という印象を受けました。そして多くの価値ある気づきをいただきました。
私のクライアント様をエシカル視点で表現すると、環境と人に思いやりがある住宅会社が多いのです。
誠実で真面目な家づくり。腕が良いからこそ伝えるのが苦手な方が多いのです。
しかし、企業が生き残るにはマーケティングは必須です。
その方向性の一つとして、コンテンツに「エシカルな家づくり」を提案したいと思います。
これは、地球環境への配慮だけでなく、ラグジュアリーブランドを好むターゲットへのアプローチも考慮しております。私の考察が、コンテンツ作成のヒントになると嬉しいです。
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エシカルな家づくりとラグジュアリーブランドは、一見異なる領域に見えますが、「持続可能性」と「高品質な体験」という共通の価値を通じて深く結びついているように感じます。近年では、環境や社会に配慮した選択を求める消費者が増え、エシカルな家づくりが単なる建築の枠を超え、ラグジュアリーの新しい形として認識されつつあります。
エシカルな家づくりが顧客にもたらすベネフィットを、SDGsの視点を交えて考察します。
エシカルな家づくりでは、地域の自然素材や伝統技術を活用し、個性的で特別感のある住空間を提供します。自然素材が持つ温かみや希少性は、家そのものを「唯一無二」の存在にします。まさに注文住宅を構成する価値ある要素ではないでしょうか。
また、環境に優しい素材の使用や、施工時の廃棄物削減は、住む人に「持続可能な選択をしている」という満足感と体験価値を与えます。
この取り組みは、以下のSDGs目標に関連します:
エシカルな家づくりは、高い断熱性や気密性を備え、省エネルギー設計を取り入れることで、快適な住環境を提供します。再生可能エネルギーの導入や効率的な冷暖房システムを備えた家は、光熱費を抑えながら、住む人の快適性を維持します。これにより、顧客は短期的な快適さと長期的な経済的メリットを同時に享受できます。
この取り組みは、以下のSDGs目標に関連します:
エシカルな家づくりでは、地域の素材や職人技術を積極的に採用し、地元コミュニティと深くつながる家づくりが重視されています。地産地消の材料を用いることで、地域経済の活性化に寄与するだけでなく、その土地ならではの文化や風景に調和した住空間を実現します。これにより、顧客は地域に根ざしたライフスタイルを楽しむことができます。
この取り組みは、以下のSDGs目標に関連します:
エシカルな家づくりは、単なる「家」を超えた「社会的な価値」を提供します。環境や社会に配慮した家に住むことは、顧客のライフスタイルや価値観を表現する手段となり、社会的信用やステータス向上につながります。これは特に、持続可能なライフスタイルを重視する人々にとって重要なポイントです。
私は、個人的には公的機関による基準を設けて頂きたい。
単なる住宅性能の数値だけでなく、企業理念をベースにした住宅性能のエビデンスを作ってほしいと考えます。
この取り組みは、以下のSDGs目標に関連します:
ラグジュアリーブランドが持続可能な取り組みにシフトする中、エシカルな家づくりは新たな市場としてラグジュアリー層のニーズを満たしてゆくと思います。ラグジュアリーなインテリアやデザインがエシカルな家に組み込まれることで、顧客は環境に配慮した「洗練された空間」を手に入れることができます。
さらに、カスタムメイドの家具やインテリアは、「持続可能でありながら特別感を楽しむ」というラグジュアリーの新しい形を体現しています。
「カスタムメイド=腕の良い職人・大工」この視点は、伝統産業がクリエイティブ産業に生まれ変わるイノベーションのヒントにも繋がると感じます。
この取り組みは、以下のSDGs目標に関連します:
自然素材や省エネ設計は、家族全員にとって安心で快適な空間を提供します。
関連目標:SDG 3(すべての人に健康と福祉を)
再生可能エネルギーや高効率設備により、長期的に光熱費を削減できます。
関連目標:SDG 7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)
地元資源を活用した家づくりは、地域社会への貢献と愛着をもたらします。
関連目標:SDG 11(住み続けられるまちづくりを)
エシカルな家に住むことは、持続可能な社会への貢献を示し、社会的な評価を得るきっかけとなります。ラグジュアリー層をターゲットとする企業では当たり前ですが、この理念・ビジョンを地域密着型工務店に落とし込みたいと感じます。
関連目標:SDG 12(つくる責任、つかう責任)
エシカルな家づくりとラグジュアリーブランドの融合は、「持続可能性」と「高品質な体験」を同時に提供することで、顧客に新しい付加価値(ライフスタイル)を提案します。このアプローチは、SDGsの達成に寄与しながら、個人の生活の質を高め、社会的信用や満足感を与えるものです。
未来の住まいづくりは、環境や社会、そして個人にとって「豊かさ」を実現する新しい価値基準を生み出すでしょう。
その発露はどこまでも、家づくりに関わる一人ひとりの「おもいやりとやさしさ」であると信じて止みません。
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株式会社エムエーエス(ゼンリン東海)
関東圏担当 内田 博貴
