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LOCALLM 2025.12.04

2,Bazzite(KDE / Wayland)で日本語入力できない問題を完全解決した方法【Fcitx5 + Mozc】

Bazzite(Fedora Atomicベース)+ KDE(Plasma 6)+ Wayland 環境で、
Fcitx5 + Mozc を設定しているのに日本語入力に切り替わらない というトラブルに遭遇しました。

見た目上は正常なのに、日本語が一切打てないという 非常にハマりやすい症状 だったので、
最終的に 完全解決した手順をまとめておきます。

① 問題点(発生していたトラブル)

  • Bazzite(Fedora Atomic)
  • KDE(Plasma 6)
  • Wayland
  • Fcitx5 + Mozc 導入済み

という環境で、

  • 入力メソッド:Fcitx5
  • 入力メソッド ON:Mozc
  • 右下の表示は「JP」
  • Mozc も設定ツール上では正常に登録されている

にも関わらず、

日本語入力に一切切り替わらない

という状態になりました。

② 症状(実際に起きていた現象)

  • Ctrl + Space
  • 全角 / 半角
  • 変換 / 無変換

どのキーを押しても 英字入力のまま

確認したところ:

fcitx5-remote

0(Fcitx5は起動している)

echo $XMODIFIERS

何も表示されない

つまり、

  • Fcitx5は起動している
  • Wayland側が 入力メソッドとして認識していない

という「幽霊状態」でした。


③ 原因(なぜ日本語入力が効かなかったのか)

原因はこれ一択でした:

🔴 Wayland セッションに Fcitx5 用の環境変数が渡っていなかった

本来、以下の環境変数が必要です:

GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx
XMODIFIERS=@im=fcitx

しかし Bazzite(Atomic/Immutable)+ Plasma 6+ Wayland の組み合わせでは、
これらが自動設定されないことがあり、Fcitx5 が“起動しているだけ”の状態になります。


④ 成功した解決策(完全復旧手順)

手順①:環境変数を強制的に追加

sudo nano /etc/environment

一番下に以下をそのまま追加:

GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx
XMODIFIERS=@im=fcitx
  • Ctrl + O → Enter
  • Ctrl + X

手順②:Fcitx5をWaylandログイン時に必ず自動起動させる

mkdir -p ~/.config/autostart
nano ~/.config/autostart/fcitx5.desktop

中身:

[Desktop Entry]
Type=Application
Exec=fcitx5
Hidden=false
NoDisplay=false
X-GNOME-Autostart-enabled=true
Name=Fcitx5

保存:

  • Ctrl + O → Enter
  • Ctrl + X

手順③:再起動

reboot

復旧確認方法

再起動後に以下を実行:

echo $XMODIFIERS

正常なら:

@im=fcitx

と表示されます。

続いて入力テスト:

Ctrl + Space → konnichiha → こんにちは

これで 日本語入力が完全復旧 しました。


最終まとめ(超要約)

項目内容
問題点Mozcがあるのに日本語入力に切り替わらない
症状すべて英字入力のまま
原因WaylandにFcitx5環境変数が渡っていなかった
解決策/etc/environment の修正+Fcitx5自動起動登録

同じ症状で困っている人へ

Bazzite・Fedora Atomic・Wayland・Plasma 6 の組み合わせでは、

「Fcitx5が起動している」
「Mozcが登録されている」
「JP表示が出ている」

この3つが揃っていても日本語入力できないケースがあります。

その場合は、

🔴 環境変数を疑う

これが最重要ポイントです。


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