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LOCALLM 2025.12.09

8,ローカルLLM改善プロジェクト】

elyza-7B × Ubuntu × RTX4060Ti で取り組んだ1日の作業ログ

ローカル環境で動かしている elyza-7B(日本語LLM) を使いながら、
質問データのJSON処理、モデル推論、スクリプト改善を進めた1日でした。

クラウドAIによる分析も取り入れつつ、ローカルLLMの品質向上に向けて大きく前進した内容をまとめます。

■ 1. JSON入力 → LLM推論の動作検証

まず最初に行ったのは、

「JSONの質問データをLLMに読み込ませ、回答を生成し、結果をJSONに記録する」

という仕組みづくり。

スクリプト local_llm_generate.py を実行し、
GPU(RTX 4060 Ti 8GB)を使用して推論を行いました。

  • 約6.4GBのVRAMを消費
  • 推論速度は安定
  • Webアクセスなしでも、非常に高品質な“思考フレーム回答”が得られた

特に、elyza-7Bの日本語思考整理能力は想像以上でした。

■ 2. JSON書き戻し問題の発生

推論結果自体は出るものの、

生成された回答が JSON の local_llm_answer に記録されない

という問題が発生。

原因として考えられたのは以下の点です。

JSONの構造(リスト/辞書)をスクリプトが正しく判別できていない

上書き保存時に、元の構造が維持されていない

書き込み対象フィールドが曖昧

この問題は、今後の精度検証に直結するため、最優先で修正する方針に決定。

■ 3. クラウドAIによる学習品質の分析

学習ログをまとめたテキストをクラウドAIに読み込ませ、
現状のLLM品質を診断・改善してもらったところ、非常に質の高い分析結果が得られました。

内容は以下の通り:

  • 学習データの質と多様性
  • LoRAファインチューニングの過学習兆候
  • 学習率・エポック数の妥当性
  • early stopping の導入
  • 推論時のパラメータ調整
  • 4-bit量子化の安定化

まさに専門家が書くレベルの改善レポートで、チューニングの指針として非常に参考になりました。

■ 4. ローカルLLMなのに「驚くほど答える」理由

やり取りの途中で重要な気づきがありました。

ローカルLLMはWebにアクセスしていないのに、思考フレームとして完成された回答を返す。

これはLLMの特徴で、

  • LLMは“考える”のではなく
  • 「膨大な思考パターンの統計的再構成」 をしている

という性質によるものです。

特に elyza-7B は日本語の:

  • 抽象→具体
  • 原因→結果
  • 課題→打ち手

こうした“思考の接続構造”の再現が非常に得意で、
そのためコンサルティングレポートのような文章が自然に生成されます

■ 5. スクリプト改善の方向性

本日の作業の結論として、

「回答をJSONに確実に書き戻すスクリプト」を作ることが最優先

という方針が固まりました。

改善項目は以下のとおり:

  • JSON保存前に必ずバックアップを作成
  • JSON構造(リスト型/辞書型)を自動で判定
  • 書き込み後に検証
  • 出力用の別ファイル(結果専用.json)を同時生成

安全で確実な推論ワークフローを構築していきます。

■ 本日のまとめ

  • ローカルLLM(elyza-7B)の推論品質は非常に高い
  • JSON書き戻しの不具合が見つかり、改善方針を決定
  • クラウドAIの学習品質分析が非常に有益
  • 思考フレームの再現能力が高い理由を整理
  • 次のタスクが明確化した

■ 次回のタスク

  1. JSON書き戻し処理の完全修正
  2. バックアップ&検証つきの保存フローの実装
  3. 推論パラメータの最適化(temperature / repetition penalty)
  4. 4-bit量子化版スクリプトの作成
  5. データ品質チェック(クレンジング)の導入
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